投資信託のすすめ

「投資」という言葉を聞くと、どのようなイメージが湧きますか?
資産形成の方法として前向きに認識している方もいれば、「SNSで評判や口コミを見てもよくわからない」や「詐欺にひっかかるのではないか」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、人生100年時代の資産形成として、貯金や保険、副業と並んで、投資は有効な手段の一つです。
そこで今回は、初心者でも始めやすい「投資信託」についてご説明いたします。

1.投資信託とは

投資信託とは、大勢の投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家が様々なものに投資し、その運用成果が投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。
銀行の預金とは違い、投資信託は元本が保証されている金融商品ではありませんので注意が必要です。

2.投資信託のメリット

①少額から購入できる

株式投資や債券投資には、ある程度まとまった資金が必要です。
しかし、投資信託であれば、金融機関によっては数百円から始めることができます。

②分散投資が可能

投資の基本は「分散投資」です。
個人投資家が複数銘柄へ分散投資しようと思うと多くの資金が必要となります。しかし、投資信託は、少額のお金を集めて大きな資金として運用するので、様々な資産に分散投資することが可能です。

分散投資に関する格言の一つに「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
割れやすい卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合に全ての卵が割れてしまう可能性があります。
複数のカゴに分けて盛っておけば、そのうち一つのカゴを落として卵が割れてしまった場合でも、他のカゴの卵は影響を受けずにすむという意味です。卵を銘柄に置き換えて、特定の銘柄だけに集中投資するのではなく、複数の銘柄に投資を行い、リスクを分散させた方が良いという教えです。

③専門家により運用される

投資信託は、経済・金融などに関する知識を身につけた専門家が、投資家に代わって運用します。
そのため、海外の株式や債券、特殊な金融商品への投資も可能です。
自分で投資の詳しい勉強をする必要がないため、空いた時間を本業や趣味、副業などに時間を使うことが可能です。

3.まずは「つみたてNISA」から始めよう

以上を踏まえて、投資信託を始めてみようと思った方は、「つみたてNISA」から始めてみることがおすすめです。
つみたてNISAとは、2018年からスタートした金融庁が管轄する非課税制度です。
対象商品は、つみたてNISAのキーワードでもある「長期・積立・分散投資」に適した一定の投資信託に限られています。
そのため、詐欺商品などにひっかかる心配なく、投資初心者でも安心して始められます。

つみたてNISAを始めるためには、最初に金融機関でNISA口座を開設する必要があります。口座開設後は、銘柄を選んで積立設定するだけです。
銘柄選定については、最初のうちはインターネットで銘柄の評判や口コミを確認してみると良いでしょう。
NISA口座開設方法や積立設定方法については、各金融機関に詳しく掲載されていますので、そちらをご確認ください。

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